『チームビルディングinクラスルーム』
『チームビルディング』と聞くと、『すごく難しそう。。』や『横文字ムリ!!』といった反応が出そうだが、実は全然難しいことじゃない。
一言で言うと、『小さな成功体験を積み重ねて、このクラスなんかええ感じやん。』と感じることができるようなクラスづくりをすることだ。
今日は、簡単に導入できるチームビルディングの実践を少しだけ紹介しよう。
題して『ー小さな成功体験を積み重ねようーミッション・ポッシボー!』だ。絶妙にダサいが、気にせずいこう。
では、具体的な進め方を説明する。
①クラスのミッションを決める。ミッションとは、クラスでの挑戦事項のことである。ミッションは、始めは先生が『コレは達成して欲しい!』という目標を設定し、段々と子ども達に任せていくといいだろう。
②始めは『達成可能で具体的かつ、数値目標があるもの』を意図的に設定する。
・給食準備タイムアタック15分以内
・『あいさつ対決vs.先生二人以上に勝利』
・『レベル3の声でハキハキ号令』
・『教室移動、足音のみ聞こえる忍者移動で』etc
そして、段々とギリギリ達成レベルに上げてワクワク感を味えるようにしていく。
といった感じだ。
ミッション達成かどうかを、必ず帰りの会で確認しよう。
90%以上達成なら、ビー玉ゲットだ!そして、その魅惑のビー玉を、貯金箱に貯めていこう。
ビー玉貯金が一杯になったら、
「とんでもないパーティー」を開催して、皆でお祝いをするんだ。
『とんでもないパーティー』とは、なんだ。だって?
それは、秘密だ。各々、『とんでもない』と思うパーティーを考えてくれたらいい。
頑張りを称え、とにかく盛大にお祝いしよう。
ミッションチャレンジ⇨成功⇨嬉しい⇨パーティー⇨楽しい⇨クラスが好き
のサイクルを生み出す。それが教室の、チームビルディングだ。
今年初めて先生になった人へ。
さて、先生になり
約半分が経とうとしているね。
どう?
理想と全然違って焦ってる?
それとも、理想通りのキラキラとした毎日?
まぁ、人それぞれでしょう。
ちなみに僕の教員一年目の始めの1ヶ月は、まるで言語が違う外国にいるような感じだったな。
意味不明な専門用語が頭の上を飛び交い、
「分からないことあったら聞いてね」と言ってもらったものの、
何を聞いたら良いのかが全く分からず
下手くそな、愛想笑いで返すのが精一杯。
とりあえず授業準備はしっかりしなきゃという思いで、
夜遅くまで学校に残り、必死で授業準備。
帰宅する頃には、ほぼ日付が変わっていて、
寝るために家に帰るような日々。寝て数時間後には、すぐまた学校に。
寝不足でフラフラの毎日だったのを、思い出す。
「こんなはずじゃなかった。」
通勤電車の窓に映る疲れた顔の自分を見て、そんなことを思う毎日だった。
でも、実はそんな日々は永遠には、続かない。
無責任かもしれないけれど、今のあなたのその努力がパーン!と花を咲かせる瞬間というものがいつか必ずやってくる。きっと今は、暗闇の中に永遠に続く階段を登っているような感覚だと思うけど。
いつか必ず、仕事の生産性を最大限に上げ、自分も周りも大事にしながら自然体で仕事を楽しめるようになる時がやってくる。だから、諦めそうな人もこの一年間をなんとか乗り越えて欲しい。
過去、僕はGoogleで「教員 転職」と調べていた時期があった。
でもそれから数年経って「教員 天職」と調べる自分がいて驚いているよ。
当時は本当に、必死だったけどね。。
今年度のWONDER初公開 ーepisode IIー
初公開です。
個人情報がない号のみ、挙げます。
一緒に手描き学級通信を描いて、
毎日にもっとワクワクしませんか?
Amazonで『WONDER 学級通信』と検索すると、昨年度の学級通信をまとめた本が出ます。ぜひ、お読みくださいませ( ^ω^ )
なんで教室をスタバにしたいのか。
「なんで教室をスタバにしたいんですか?」
面白い質問を頂いたので、自分なりの回答をさせて頂きますね。
答える自信はありませんが、精一杯お答えさせて頂きますね。
まず、そうですね。。
僕は過去に学級をとてもしんどい状況にさせてしまった経験があります。
その時に強く思ったんですが、学級経営には「遊び心」が必要だな、と。
特にしんどい子達が多いと、厳しさでしめようとしたり、正論で説き伏せようとすることもありました。
そうすると、さらにしんどくなるし、なにより自分が全然面白くなかったんです。
で、それからです。
『遊び心・WONDERなクラス経営・ガッコーをもっと面白く。』をモットーにした活動を
大切にしていこうと考え直し色々やってみることにしたのですがやはり楽しい。
自分がまず楽しい。
で、子どもたちも保護者も楽しいって言ってくれています。
授業と学級経営は両輪で、互いに作用しあっています。
そして、そのどちらにも教室環境は大きな関わりを持っています。
汚い淀んだ教室で学びたい子はいないと思いますが、やっぱりオシャレでキレイな教室は愛着が湧くんですね。
授業にも、人間関係にも良い影響が出ています。特にベンチは効果絶大ですね。男子会、女子会、男女会、人狼ゲーム大会、消しピン大会、教え合いスペース、昼寝スペースと大活躍です。
そこで思いついたのが、
今回の教室スタバ計画です。
なぜスターバックスか?それは僕が好きだからです笑
ここでも遊び心を十分に発揮します。遊び心でシャレの効いた教室環境にし、子どもたちのセンスオブワンダーをゆっくりと育むというヒドゥンカリキュラムを実行します。
・・と、つらつらと偉そうに書きましたが、
単純にこういうの好きなんですよ笑
もっと遊びたいなぁと思っています!
答えになってなかったらすみません!
先生という、仕事。
僕は初任時代から数年間、授業も学級経営も断トツで下手くそだった。(今も別に上手くはないけど、負ける気はしません笑)
多分同期ワースト。
周りの同期達がとてもできる先生に見え、自分は向いてないから辞めようと思ったことも何度もある。
でも、今では最もしんどい仕事を当然のように任せられるような存在になった。
校内授業研や指導課訪問も。
数えきれない修羅場を経験し、
自分なりの蓄積ができた。
はぐれメタルを倒しまくってきた感覚だ。
ダーウィンの進化論の様に、急速に進化
「させられた」。したのではない。
超促成栽培だ。
経験や血のにじむような努力は、
センスを凌駕すると思う。
辛い状況におかれ「自分は先生に向いていないんだ・・」「センスがないんだ」と感じ辞めようかと苦しんでいる仲間がたくさんいる。
今の辛い状況が、自分を進化させる。
上手くいかない時は、成長を感じられなかったり、むしろ退化している様に感じてしまう。
でも、実はそうではない。
そういう時に、自分の芯となる部分がゆっくりだけどジワジワと形成されていく。
そしてそれは、後の自分の強力な武器となる。
この武器は、上手くいかず苦しみ、自分と向き合わざるを得ない状況になった人しか得られない、ギフトなのだ。なんとなく、うまくやってこられてしまった人にはわからないだろう。
僕は、苦しい状況にある先生方を直接助けることはできないけど、共感し、勇気づけることはできる。
そんな僕もまた、苦しい状況になり、誰かに助けられ仕事を続けていくのだ。
この仕事は、そういう仕事だと自分は思う。
授業MAPで単元を冒険しよう!!
単元名「くらしと情報」
題材名「裏ニュース『ZAP!!』を作ろう。」の授業デザインをもとに、『授業MAPの使いこなし方』を紹介します。
僕の授業の作り方はこんな感じです。
①教科書と指導書を一単元分ざーっと読みます。これで、どんな感じの内容なのか、何がキーワードなのか、どんな問題意識があるのか、授業デザインをどうするかなどをぼやっと考えます。あ、指導要領はもちろん読んでます。
②授業デザインをザラ紙にばーっと書き出します。ちらかった思考をちらかったままブレスト感覚で適当に書き散らします。それがアイデアノートになります。
③アイデアノートをもとに、『授業MAP』を作成します。これはイラストや、キーワード、授業デザインなどもかなり緻密に書き出します。そうすることで、大分整理され、授業がだいぶシャープになります。
④授業MAPをもとに、必要な教材や材料などを用意してしまいます。今回なら、画用紙、原稿用紙、新聞、メガホン、カンペ、マイクなどです。
⑤授業MAPでデザインした授業スタイルを、子どもに分かりやすく、またやる気をそそるようなインストラクションができるようになるように学んでおきます。今回であれば、ジグソー学習と、パフォーマンス評価についてです。
⑥その日の朝に、五分ほどおさらい。ここで脳内シミュレーションができれば、ばっちりです。
今回紹介させて頂いた授業のつくりかたは、僕の強みを活かしたものです。
なので、合う方と合わない方がいらっしゃると思います。
ぜひ自分の強みに合った授業をデザインしてみてください(о´∀`о)
祝!雑誌連載デビュー!!
【雑誌連載デビューします!!】
この仕事に就いてからずうっと念願だった雑誌の連載がついに叶いました!
新連載「オクノギタイムズ」が1月22日発売の雑誌「教職課程」で始まります✨
第一回は過去の自分のめちゃくちゃな先生時代の話や、どん底から少しずつ光を見出していった話等を書かせて頂きました。。
ぜひともお読み頂けると嬉しいです!!
それでは改めてこれからも「ガッコーをもっと面白く。」をモットーに邁進してまいりますので応援よろしくお願いします!
皆さんにも、楽しい毎日が訪れますように。。