先生という、仕事。
僕は初任時代から数年間、授業も学級経営も断トツで下手くそだった。(今も別に上手くはないけど、負ける気はしません笑)
多分同期ワースト。
周りの同期達がとてもできる先生に見え、自分は向いてないから辞めようと思ったことも何度もある。
でも、今では最もしんどい仕事を当然のように任せられるような存在になった。
校内授業研や指導課訪問も。
数えきれない修羅場を経験し、
自分なりの蓄積ができた。
はぐれメタルを倒しまくってきた感覚だ。
ダーウィンの進化論の様に、急速に進化
「させられた」。したのではない。
超促成栽培だ。
経験や血のにじむような努力は、
センスを凌駕すると思う。
辛い状況におかれ「自分は先生に向いていないんだ・・」「センスがないんだ」と感じ辞めようかと苦しんでいる仲間がたくさんいる。
今の辛い状況が、自分を進化させる。
上手くいかない時は、成長を感じられなかったり、むしろ退化している様に感じてしまう。
でも、実はそうではない。
そういう時に、自分の芯となる部分がゆっくりだけどジワジワと形成されていく。
そしてそれは、後の自分の強力な武器となる。
この武器は、上手くいかず苦しみ、自分と向き合わざるを得ない状況になった人しか得られない、ギフトなのだ。なんとなく、うまくやってこられてしまった人にはわからないだろう。
僕は、苦しい状況にある先生方を直接助けることはできないけど、共感し、勇気づけることはできる。
そんな僕もまた、苦しい状況になり、誰かに助けられ仕事を続けていくのだ。
この仕事は、そういう仕事だと自分は思う。