教育信念対立とカレー屋の共通点。
全国には色々なカレー屋さんがある。
本格的なインドカレーのお店。
大衆受けする、家庭の味を思い出させるカレーのお店。
こだわりのある味を追究し、万人受けはしないが、通の人が愛してやまないカレーのお店。
絶対的にこれが正しいというカレーはない。
でも、
カレー屋さんの店主の想いはきっと共通していて、「みんなに美味しいカレーを食べさせてあげたい」だろう。多分。
で、自分は過去にあるカレー屋さんばかり食べていた時期がある。
そのお店のカレー以外はカレーではないようなことも言っていた。
ある日、同僚と近くのひっそりとした個人経営のお店のカレーを食べに行くことになった。
「どうせ邪道だろうな。」と思いつつ、目の前に運ばれてきたカレーを見て、衝撃を受けた。
初めて見たカレーだった。
そして味も抜群に美味しかった。
そして僕はそれから、食わず嫌いをやめて色々なカレー屋さんのカレーを食べるようになった。
そして、個性や違いを楽しめるようになっていった。
教育も同じだと思う。
toss、『学び合い』、ファシリテーション、菊池実践、筑波式・・。
それはそれはたくさんの教育信念の対立がある。
でも
先生達の想いはきっと共通していて
「こどもたちをよりよく成長させてあげたい」だろう。多分。
どれも本当に素晴らしい実践だし、ひとつコレだという立場を決めて、信念を貫き通すのも一つの方法だと思う。
実際に、素敵だなとも思う。
でも、僕にはそれは向いていない。
様々な教育信念の違いや個性を楽しみながら、
これからも踊るように、多様な教育を面白がっていきたいと思う。
それが僕の、信念だ。